令和6年度「測量士補」を受験してきました!過去問だけで合格できるの?
どうも、ヘタ・レイです。
1月の日記で測量士補試験の願書を取りに行ったことをお知らせしていましたが、あっという間に試験日である5月19日を迎えました。
この記事では、測量士補の勉強過程から試験日までのことを紹介したいと思います!
資格の試験は令和4年の5月に受けたFP2級以来なのでちょうど2年ぶりとなります。
勉強の感覚を取り戻すのが大変でした・・・。
測量士補の勉強時間と使った教材
勉強中のことを日記に書いていなかったので、私がどんな勉強をしていたのか先にざっくり説明します。
受験申し込み後、なかなかやる気スイッチが入らなくて、真剣にテキストや過去問を使って勉強を始めたのは4月後半でした。
勉強時間の合計は50~60時間といったところでしょうか。
ちなみに使った教材は以下の二つです。
最初はテキストだけ購入して、過去問はネットに無料掲載されているものを利用するつもだったのですが、ネット上の過去問サイトでは分野別の出題機能がついていなかったので上記の分野別過去問(10年分掲載)を追加で購入しました。
結果的にこの過去問は買って良かったです。
これを使い始めてから勉強のペースが格段に上がりました。
やはり過去問は分野別で集中的に勉強するに限ります。
最終的に過去問を5~6週くらいしたと思います。
やり込みすぎて計算問題の一部は頭の中だけで答えが導き出せるところまで仕上がっていました。
ちなみに初見で何を言ってるのか理解出来ない問題に関しては、YouTubeの解説動画を見て知識を補填していました。
下の写真は計算問題の練習のために使ったコピー用紙です。全部で50枚くらい使いました。
ノートよりも安価なので計算問題の練習にコピー用紙はオススメです!
さて、こんな感じでガッツリ勉強をして試験日を迎えたわけです。
令和6年度「測量士補」試験当日
試験日当日は7時には目が覚めて、ど忘れしそうな知識の再確認をしていました。
ちなみにメンタル弱いので、試験の緊張によりお腹を壊していました・・。
このストレスが嫌で試験なんて二度と受けたくないと毎回思っています・・。
早めに着きたかったので12時前くらいに家を出発。
私の自宅から試験会場の東京大学までは、約1時間ちょっとかかるので大変です。
そして東大に到着!
東大に来たのはこれが初めてです。
敷地内の観光でもしたいところですが、緊張でそれどころではなかったです。
私の教室は1号館の2階でした。
建物内かなり年季が入っていましたね・・。
ビルメンさんは管理が大変そうです。
無事に自分の受験番号の席を発見し一安心。
前の席の人がめっちゃ椅子を引いていたので、私の机がものすごい斜めになっていてとても狭かったです・・・。
そして試験時間である13時半となり、試験が開始されました。
試験会場に来てからわかったのですが、測量士補では試験中に途中退出すると問題用紙が持ち帰れないようです。
問題用紙が持ち帰れないと解答速報で答え合わせが出来ません。
当初の計画では早めに問題を解き終えてさっさと帰ろうかと思っていたのですが、試験終了時刻である16時半まで残ることが確定となりました。
問題文に書かれている数値の転記ミスをしたせいで計算問題に手こずってしまい、結局3時間使いきったんですけどね・・。
16時半となり試験が終わりました。
試験を受けてみた感想ですが、意外に難しくてビックリしました。ちょっと舐めてましたね。
試験の帰りに池袋で妻と待ち合わせて、アウトバックステーキハウス 池袋店で食事をして帰りました。
まずはノンアルドリンクを注文。すごい美味しかったです。
ドリンクを飲みながら解答速報で自己採点をしたところ、23/28点で合格見込みとわかり一安心。
めっちゃドキドキしました。
気持ちが落ち着いたところで、食事はサラダとお肉を食べました。
お肉はちょっと硬かったかな?
サラダはエビが入っていてとても美味でした!
測量士補は過去問10年だけで合格できるの?【令和6年の試験を分析】
さて、測量士補は過去問だけで合格可能なのでしょうか。
先に結論から言えば、今回実施された令和6年の試験に関しては過去問10年分で合格は可能だと思います。
下の表は今回実施された試験に関して、過去問10年分の知識で解けたかどうか評価してみました。
問1 | 〇(基本的な問題) | 問15 | 〇(基本的な問題) |
問2 | 〇(基本的な問題) | 問16 | 〇(基本的な問題) |
問3 | 〇(基本的な問題) | 問17 | 〇(基本的な問題) |
問4 | 〇(基本的な問題) | 問18 | △(過去問の知識で解ける) |
問5 | ×(過去問の知識だけだと無理かも) | 問19 | △(過去問の知識で解ける) |
問6 | 〇(基本的な問題) | 問20 | 〇(基本的な問題) |
問7 | 〇(基本的な問題) | 問21 | 〇(基本的な問題) |
問8 | △(思考力と過去問の知識で解ける) | 問22 | 〇(基本的な問題) |
問9 | 〇基本的な問題 | 問23 | △(過去問の知識で解ける) |
問10 | 〇(過去問の知識で解ける) | 問24 | ×(過去問知識だけだと無理かも) |
問11 | 〇(基本的な問題) | 問25 | △(過去問の知識があれば消去法でいけそう) |
問12 | 〇(基本的な問題) | 問26 | 〇(基本的な問題) |
問13 | △(消去法で2択まで絞れそう) | 問27 | 〇(基本的な問題) |
問14 | 〇(基本的な問題) | 問28 | △(過去問の知識があれば消去法でいけそう) |
〇が付いている問題は過去問さえやっていれば確実に取れます。
△の問題は消去法や、その場で考えれば解けそうな問題で、×は過去問だけだと厳しいかなと感じた問題です。
×の問題も過去問で出題されてたらすいません・・・。
出題頻度が少ない分野に関しては抜けているかもしれません。
以上より、〇の問題だけでも最低合格ラインの18点を超えますので、過去問10年分を完璧に暗記しておけば間違いなく合格点に届くと思います。
ただし、過去問10年分を丸暗記しただけだと得点はギリギリになりそうなので、ケアレスミスの保険としてテキストも併用して勉強しておくことをオススメします。
ちなみに私が間違えた問題は以下の5つです。
- (問3)辺BCを答える問題なのに、辺ABの値を選択。問題文をちゃんと読まなかったことが原因。
- (問4)「標高=楕円体高ージオイド高」という常識的な知識を何故か✖と思いこんでしまった。何度も練習したのに本番で焦ってしまった・・。
- (問5)シンプルに答えられず。過去問10年分の演習では解けない気がするが・・?
- (問24)勉強不足が原因だと思うが、過去問10年分だけだと答えに辿り着けないかも?
- (問28)勉強不足。応用測量はテキストをあまり読まなかった。
答え合わせをしていたときに、基本的な問題である問3と4が不正解だったので落ちたかと思って焦りました・・。
まとめ「測量士補」は油断しないように!
測量士補試験は「補」なんて付いているため、測量士のオマケみたいな資格で簡単にそうに感じますが、内容は実務的なモノが多く含まれているため、資格だけ取れればいいやって考えの人にとってはイメージがしづらく難しい試験だと思いますね。
とはいえ、過去問を繰り返し解きつつ、イメージ出来ない箇所はテキストで補填していけば合格に必要な知識は得られると思いますので、過去問学習が重要な試験であることは間違いありません。
なお、過去問10年分に掲載されている計算問題は全て完璧にマスターしましょう。
【測量士補に必要な計算スキル】
- 小数・分数の計算
- 指数の計算
- ルートの計算
- 三角関数のルール
上記の計算方法などは、先ほど紹介したテキストで基礎から解説されています。
上記の計算のルールなどは、私のYouTubeのライブ放送中に質問してもらえれば教えますので気軽に聞いてください。
基本的に計算問題は似たような問題が繰り返し出題されているので、解き方さえ理解すれば得点源になります。
むしろ計算問題を得点源にしないと、合格出来ないと思った方が良いですね。
年に1回しか実施されない試験なので、これから受験される方も油断しないように全力を出し切ってくださいね!
ディスカッション
コメント一覧
先日電験を取得してから次は何を取得しようかと考えていましたが、地方で仕事がない中でも測量士の求人は意外と多いです。
こんなに需要のある資格と知らなかったので来年自分も受験しようと思います。
測量士の市販書が少ないので測量士補を受けようと思います。
おお、影響を与えられて良かったです!需要は間違いなくありますので頑張ってください!